Belgium Beer

守り育てられているものは、いつも古くて最も新しい

現在ベルギービールは、レーベルビールを除いても1000銘柄を超える種類が流通しているといわれています。

ベルギービール大事典(田村功、2013)によると、2005年以降から現在までに新しい醸造所が50ヶ所ほど開業し、約200種類の新しい銘柄が誕生しました。

1000銘柄のうち、約20%はここ10年の間に誕生した新しい銘柄とは、ちょっとビックリ。

これらの新しい醸造所は、なんと、ファブレスやOEM形式をとっています。

なかでも、レシピとラベルだけを準備し、原材料調達と仕込み作業を既存の醸造所に外注している醸造所のことを、”コントラクト・ブルワリー”と呼びます。

同様に2005年以降に廃業していった伝統ある醸造所も少なくありません。

それでも銘柄数が激減しないのは、廃業した醸造所のビールのレシピやブランドを買い取って、他の醸造所が歴史あるビールを作り続けているからです。

歴史と伝統に支えられたベルギービールではありますが、他の製造業同様に新しいシステムが取り入れられ新陳代謝しているとは・・・・。

 

このコンテンツでは、ベルギービールの歴史と文化や各銘柄、醸造所に関するレポートを更新していきます。

 

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